top of page
呼吸
ニュイ・ブランシュ Kyoto 2023 - THE TERMINAL KYOTO
"白い紙、筆が踊る、墨の音"
このユニークな作品は、映像家のマルゴ ・ ガシと書道家の上田普と音楽家・サウンドアーティストのエイジ・ジョン・インファンテ・ミツタとのコラボレーションで作られ、お互いに自分なりの「間」の概念のイメージを定義しようとし、沈黙という考えに共通点を見つけけました。
上田普にとって沈黙は真っ白の紙に広がる墨の点の中に現れるようです。沈黙のただ中では沈黙を認識し難い。
沈黙を破る“音”を感じる事で沈黙である事を人は認識する。
エイジ・ジョン・インファンテ・ミツタにとって沈黙は無限です。すべてであると同時に、無の存在です。
逆説的に静寂も音の一種となります。
マルゴ・ガシにとって沈黙は 2 つの文の間、または2 つの動きの間に吸った呼吸の中に存在しています。
このような考えを念頭に置きつつ、沈黙に対する私達ならではの様々なビジョンを作品に変えようとしました。
呼吸の周期的な律動の動きを通じて作品は生き物として生まれ変わり、
拡がっていく墨の隠喩 ‘大地が水を吸収する’ 音を集音し、それを元に生まれた曲は生命の芽吹きに繋がっています。
Credits
撮影・編集 by マルゴ ・ ガシ
音楽 by エイジ・ジョン・インファンテ・ミツタ
書道 by 上田普
キュレーション by オレリー ・ カルレ
会場 - The Terminal Kyoto
bottom of page