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『ensō 』は土屋未来(ダンスアーティスト/振付家)とEiji John Mitsuta (音楽家/サウンドアーティスト)によるコラボレーション作品であり、タイトル『ensō 』は禅宗の書画である「円相」と奏でる「演奏」、そして「己の心をうつす窓」という意味での「円窓」を掛け合わせたもので、この作品の制作・リサーチ過程で最も重要な要素になっている。
音とダンス、そしてその場に存在するすべての要素を融合させたこの作品では、土屋とMitsutaが共に探求するこの世界への疑問や人間の本質、死生観を「円相」で表現されている悟りや真理、仏性、宇宙全体、更に常に変化し続ける諸行無常のこの世と照らし合わせ、『ensō 』という作品として枯葉の音、空間、身体を使って表現した。
ダンスアーティスト/振付家である土屋未来は人間としてそこに存在するのではなく、ただそこに在る有機体の象徴であり、動きで音と空間と対話し、その瞬間に起きている彼女の中の世界観を身体で表現する。そして音楽家/サウンドアーティストで在るEiji John Mitsutaは、枯葉の音を要素として使い、ライブで奏でられる枯葉の音と共に新たな世界観を音楽で表現する。
『ensō 』は私たち一人一人がダンス、音楽、芸術をどう解釈・定義しているか そして私たち一人一人がこの世界をどう体験・体感し、生きているのかを問いかける。
振付家、 パフォーマンス、コンセプト & 舞台美術: 土屋未来
音楽、サウンド、コンセプト & 舞台美術: Eiji John Mitsuta
照明、音響、技術スタッフ: SPS Takumi
2022年3月13日公演 : 沼津市民文化センター


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