"聴くという行為は実際には作曲する行為" - ジョン・ケージ
映画製作者
ステファン・ロー・グリフィス & エイジ・ジョン・インファンテ・ミツタ
日系フィリピン人の作曲家であり、サウンド・アーティストであるエイジ・ジョン・インファンテ・ミツタ(光田英治)が、英国人映画監督ステファン・ロー・グリフィスのレンズを通して捉えた世界を体験する旅をご招待いたします。
このオーディオビジュアル感覚ドキュメンタリーは、エイジが体験した光景と音のハーモニーを紹介しながら、音楽という普遍的な言語への深い旅を提供する。
音楽がどのように私たちを結びつけているのか、その複雑な方法を探る音の旅に出かけよう。
他の人が静寂を聴くところに、エイジは音楽を見出す。
エイジ・ジョン・インファンテ・ミツタ
音楽家 | サウンドアーティスト
監督
ステファン・ロー・グリフィス
映像作家
監督
フィリピンで生まれ、日本の国際コミュニティーで育ったエイジ・ジョン・インファンテ・ミツタは映像や空間を演出する音楽を生み出す音楽家、サウンドアーティストです。
エイジの音楽の旅は、ドラムとパーカッションから始まりました。フィリピン人と日本人の家庭に生まれ、母親が流すお気に入りの音楽テープや、フィリピンの田舎の穏やかな音、東京の騒音とも言える都会の喧騒音に大きな影響を受けました。群衆のざわめき、鳥のさえずり、雨の音など、環境音として見落とされそうな音も、彼にとっては交響曲やソナタになります。彼の作品である楽曲は感情を宿す建物のようなものであり、音は自然界を映し出しています。エイジは、自身を音の探検家と表現しています。
受賞歴のあるウェールズの映画監督、ステファンは、鮮やかな映像と心揺さぶる音楽を組み合わせた個性的な作品で高い評価を得ている。彼の映画製作への情熱は、青春時代に様々なジャンルを探求し、故郷の生活を記録したことから火がついた。多様な文化への深い尊敬の念を原動力に、日本での豊富な経験やアメリカ、キューバ、ペルーを訪れた経験を生かし、本格的なドラマやドキュメンタリーを制作してきた。
鋭い美的感覚と本物のストーリーテリングへのこだわりを持つステファンの作品は、観客との真のつながりを築くことを目的としている。共感と人生の移ろいやすい美しさを意識して映画製作に取り組み、広く共鳴される不朽の作品を創り上げることを目指している。人間の経験の生々しさを表現することに専心するステファンの姿勢が、彼独特の映画的声を定義している。